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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
『ハァっ…ハァっ…』



いない・・・。



コインランドリーにもマリアはいなかった



すぐ隣のコンビニ?



いや・・・財布も玄関に
置きっぱなしだった。



俺はいよいよ焦って
走ってアパートに戻る。



電話をかけても
マリアの家…玄関の荷物から
バイブの音がするだけだった。





少し気まずいが…上の階の
大家さんの家とやらも訪ねてみたが

不在・・・。





おい…マリア?

お前どこ行ったんだよ?






連絡手段が途絶えた俺は
ザワザワと胸騒ぎがして



まさか・・・まさかまさか





まさか・・・な?






・・・あの旦那





・・・





『っ…』



俺は頭をブンブン振って
最悪の可能性を否定して振りはらった。









先に結果を言えば

〃灯台もと暗し〃

とは良く言ったもので…



パニックになってあっちこっち
飛び回るのは本当に避けるべき事だ
なんて改めて思う。





俺はマリアの部屋の階に戻り
近隣の住人を訪ねることにした。


俺としては極力避けたい…
避けてきたことだが

そうも言ってられない。

「見ませんでしたか?」
「知りませんか?」

そう聞ければ十分だ。


迷ってる暇はない。



・・・とは言うものの


建物全体的に
住人の気配がねぇな、ここ。


単身者ばっかみてぇだし
みんな仕事とかか?


そもそもマリアと面識あるのか…



・・・。



そんな気配を察知して俺は


唯一顔を合わせた事のある住人…




て言うか隣人だしな?




あのテンションのやたら高い
(ついでに馴れ馴れしい)

下着ドロオトコ(笑)

の部屋を訪ねてみた。

(あ、〃ドロ〃ではねぇか?一応)




ピンポン…



『・・・』



やはり応答ナシかよ。



コイツも留守か。



まいったなぁ・・・。




さっさと次の部屋を訪ねよう…その時




ガタ・・・ゴト・・・




『・・・?』



気のせいか?



俺は足を止めて耳をすました。




ガタ・・・ガタ・・・



『・・・』


ドアに耳を近づける

(俺・・・あやしい?よな)


隣の部屋に行って
ドアに耳を近づけるが



・・・。




『・・・』

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