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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
ガチャ・・・
俺はマリアの部屋に戻った。
『あ、マリアちゃん。お兄さん
戻ってきたわよ?!』
そう言って駆け寄ってくる大家さんに
俺はひとまず会釈した。
『すみません、ありがとうございました』
おばさんはマリアを
介抱してくれていたが
『まだちょっと…お話できる状態じゃ
ないみたいだから・・・』
そう言うおばさんと
流れるようにマリアの部屋から出て
玄関先で少し小声で話をした。
マリアから話には聞いていたが
本当に良くしてくれてる大家さんらしく
それは目の前にいると余計に
俺にも伝わってきた。
『謝って済むことではないけど
ごめんなさいね?』
『え?…』
『事情はまだ良くわからないけれど
まさか、こんな事が起こるなんて…』
おばさんは心痛した表情で
俺に謝ってきた。
『いや…ちょっと待って下さい?』
少し…かなり驚いた。
マリアの事はともかく
本来であれば
住人同士のトラブル・・・とでも言われて
ましてドアもぶっ壊してるし
咎められそうなものを。
『それでね、お兄さん…ええと
狭くて申し訳ないけど
マリアちゃん、もし良かったら
今日の所は私の家でお預かりしようかと
思うんだけれど
それで…その後の事は少し
お時間をいただけないかしら?
私は、今から…その
お隣の方とお話して
詳しく事情も聞いて来ますから』
おばさんはマリアの心配をしてくれて
安全を考えてくれていた。
大家さん…て言うより
お母さんみたいな
すっげぇ、しっかりした人だ。
『あ、それなら…今日の所は
自分の家に連れてこうと思いますけど…
でも、大丈夫ですか?
なんか・・・大分キテるっつぅか
危ない人じゃ…』
俺は隣の部屋を指して聞いた。
おばさんも女性だ
あの男が、なんかまた暴挙にでもでたら
『…悪い人じゃ・・・なかったんですけどね』
『・・・?』
俺はマリアの部屋に戻った。
『あ、マリアちゃん。お兄さん
戻ってきたわよ?!』
そう言って駆け寄ってくる大家さんに
俺はひとまず会釈した。
『すみません、ありがとうございました』
おばさんはマリアを
介抱してくれていたが
『まだちょっと…お話できる状態じゃ
ないみたいだから・・・』
そう言うおばさんと
流れるようにマリアの部屋から出て
玄関先で少し小声で話をした。
マリアから話には聞いていたが
本当に良くしてくれてる大家さんらしく
それは目の前にいると余計に
俺にも伝わってきた。
『謝って済むことではないけど
ごめんなさいね?』
『え?…』
『事情はまだ良くわからないけれど
まさか、こんな事が起こるなんて…』
おばさんは心痛した表情で
俺に謝ってきた。
『いや…ちょっと待って下さい?』
少し…かなり驚いた。
マリアの事はともかく
本来であれば
住人同士のトラブル・・・とでも言われて
ましてドアもぶっ壊してるし
咎められそうなものを。
『それでね、お兄さん…ええと
狭くて申し訳ないけど
マリアちゃん、もし良かったら
今日の所は私の家でお預かりしようかと
思うんだけれど
それで…その後の事は少し
お時間をいただけないかしら?
私は、今から…その
お隣の方とお話して
詳しく事情も聞いて来ますから』
おばさんはマリアの心配をしてくれて
安全を考えてくれていた。
大家さん…て言うより
お母さんみたいな
すっげぇ、しっかりした人だ。
『あ、それなら…今日の所は
自分の家に連れてこうと思いますけど…
でも、大丈夫ですか?
なんか・・・大分キテるっつぅか
危ない人じゃ…』
俺は隣の部屋を指して聞いた。
おばさんも女性だ
あの男が、なんかまた暴挙にでもでたら
『…悪い人じゃ・・・なかったんですけどね』
『・・・?』