この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
俺はマリアを連れて自宅に帰った。
マリアと話したいこともある
でも、腫れ物にさわるみたいで嫌だけどさ
しばらくはそっとしといた方がいいよな…
まだ少し…呆然としているマリアを
休ませてると
あっという間に日が暮れた。
マリアは大きなケガはしなかった
それだけは本当に良かった。
ほんと…良かったのはそれだけだけど。
『マリア?何か食べるか?』
『・・・』
『久々に…カレー作ってやろぉか?』
『・・・』
俺の提案に、マリアがチラリと
俺を見上げて
少し…笑った。
『ゆぅちゃん…?』
『ん?』
『休日出勤…大変だったでしょ?』
『え?…あぁ、まぁな。でも別に』
『ごめんね?』
『ぇ…』
『行ったり来たりさせちゃって
大変だったでしょう?…今日は私が…~』
『・・・』
マリアは…意外にも
ニコニコ笑いながら
いつもの…
いつもと変わらないかのような様子で
俺に話してきた。
マリアは・・・さ
わりとしっかりしたヤツだよ?
のほほんとして
ちょいちょい抜けてるけど?
いざって時はさ
めちゃくちゃ芯の強いとこあったり
頑固っていうのか
そういう強いとこも持ってるぜ?
こんな成りしてても?
こんなんでも一応…
これでも仮にも俺より年上で?
おっとりしたヤツだけどさ
実際は精神的にだって
俺よりうんと年上で…
大人なヤツだと思うよ?
おっとりしてても
しっかりしてても
案外タフで生活能力高くてもさ…
でもさ・・・マリアは
『マリア・・・』
『・・・っ、~っ・・・』
それでもマリアは・・・
『っう…っ・・・ぅ…』
マリアは・・・女なんだよ。
マリアと話したいこともある
でも、腫れ物にさわるみたいで嫌だけどさ
しばらくはそっとしといた方がいいよな…
まだ少し…呆然としているマリアを
休ませてると
あっという間に日が暮れた。
マリアは大きなケガはしなかった
それだけは本当に良かった。
ほんと…良かったのはそれだけだけど。
『マリア?何か食べるか?』
『・・・』
『久々に…カレー作ってやろぉか?』
『・・・』
俺の提案に、マリアがチラリと
俺を見上げて
少し…笑った。
『ゆぅちゃん…?』
『ん?』
『休日出勤…大変だったでしょ?』
『え?…あぁ、まぁな。でも別に』
『ごめんね?』
『ぇ…』
『行ったり来たりさせちゃって
大変だったでしょう?…今日は私が…~』
『・・・』
マリアは…意外にも
ニコニコ笑いながら
いつもの…
いつもと変わらないかのような様子で
俺に話してきた。
マリアは・・・さ
わりとしっかりしたヤツだよ?
のほほんとして
ちょいちょい抜けてるけど?
いざって時はさ
めちゃくちゃ芯の強いとこあったり
頑固っていうのか
そういう強いとこも持ってるぜ?
こんな成りしてても?
こんなんでも一応…
これでも仮にも俺より年上で?
おっとりしたヤツだけどさ
実際は精神的にだって
俺よりうんと年上で…
大人なヤツだと思うよ?
おっとりしてても
しっかりしてても
案外タフで生活能力高くてもさ…
でもさ・・・マリアは
『マリア・・・』
『・・・っ、~っ・・・』
それでもマリアは・・・
『っう…っ・・・ぅ…』
マリアは・・・女なんだよ。