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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第14章 薄汚いこと・・・
たまらず俺は起き上がった。

『マリア…しんどいことは
言ってみろ?抱えてないでさ?』


『ううん…っ』




『我慢強いのは
マリアの良いとこであって
悪いとこでもあるぜ?』



『ううん…っ、言わない』





『マリア…』



俺は裸のままのマリアを起こして
布団をかけた。





『言ったら・・・私

私を否定することになるもん。

私の選んだ幸せを…私が否定することに…』





マリアは涙に濡れながらも
抱えきれない思いを
徐々にもらしはじめた…。









『何を言われても
平気って思ってるの…本当に』



『・・・?』




『私が望んで選んだ道…
私が望んで選んだ幸せだから

そのためにならいくらだって頑張る…
人にどう思われようと

何があっても、なにも思わない
誰に何を言われても平気って…

なのに・・・』






『・・・』







『私・・・傷ついてた』






『マリア…?』






『お前は〃誰でも良いんだろう?〃…って

お前は…〃だらしない女だから〃

これくらい平気だろう、って・・・』






マリアが語るのは
問うまでもなく

あの男に襲われた時に
浴びせられたであろう言葉。



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