パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第18章 捕らえられた・・・かごのとり

『…ったく、なんだってんだよ

コレじゃまるで・・・』







なんて言いかけた俺は

一瞬…心臓が止まりそうになった





〃え・・・？〃




這うようにして窓は開けてくれたが



腰を抜かしたのか

やつれてグッタリしてんのか

ちっとも動こうとしないマリアに






コレじゃまるで

「文字通り…閉じ込められてんじゃん・・・」



なんて言いかけた俺は





ようやく目視した光景に唖然とした







ｼﾞｬﾘ・・・





マットの上のマリア・・・

座って薄い毛布被ってて

わからなかったんだけどさ







『マリア・・・？』



『・・・』









バサッ・・・






俺は…妙な音に気を取られ


なんとなく


マリアを隠してる毛布を
剥ぎ取った








・・・え？








『・・・？？？』


『・・・』












は・・・・・・？








住人だったマリアが去り

家具も服も何もない

殺風景な部屋・・・




マットレスとテーブルひとつ



そこに…マリアがいて






そのマリアは・・・




本当に・・・閉じ込められていた







ｼﾞｬﾘ・・・ｼﾞｬﾗ






マットレスのすぐそば

食べ物の置いてる

ムダに重そうなインテリアのテーブル



その脚には


ロープやら鎖みたいなモンが
ごちゃごちゃに巻かれていて


その先端は…


マットの上のマリアの・・・


マリアの左足首に


絡みついていた









『な・・・』




俺は一瞬、言葉を失う