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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
『・・・』
シーーン・・・
カズキは仕事に行った
紛れもなく、一人きりの家
〃ドア閉めて…そのまま玄関行った?〃
マリアは這ってドアの前に行き
ノブをまわした
ガチャ…
〃開いた・・・〃
マリアは少し冷静になり
テーブルから延びてる鎖を引っ張った
ガチャ……ガチャガチャ……グイ…
『・・・』
そして自分の足元をよく見る
ぐるぐるに巻かれて
縛られた足首…
昨日見たときは仰天して
泣きそうになってしまったけれど
〃鍵とかついてるわけじゃない…〃
足首に巻き付いているものを
少しずつ…解いていく
マリアは窓を開けて
外の空気を吸った
『・・・フゥ』
冷静に・・・なろう
マリアは深呼吸した
いくらあの人でも…こんなモノで
人を閉じ込めよう、閉じ込められる
なんて…本気で思ってるはずがない
おそらくは・・・
〃私の逃げる意志がなくなるまで・・・〃
カズキの性格や、これまでの事を
冷静に思い返して
外の世界を見ていたマリアは
すでに自分が再び和樹の
精神的な支配をされようとしている…
そう気づく
〃冗談じゃ・・・ないよ〃
まともにやりあっていたら身が持たない
拘束をといたマリアは
バリケードのないドアを開けて
リビングを見渡し
自分の荷物を手に取ると
着てきた服に着替えて
颯爽と玄関に向かった
鍵を開けて・・・
〃はやく・・・帰ろう〃
ガチャ・・・
『・・・?』
ガツ・・・ガツ・・・っ
『ぇ・・・?』
ガコ・・・ガコ・・・
『何?…』
鍵は開いている…
確かに開いているのに
玄関のドアは開かない
ガコガコ・・・ガツガツ・・・
何度ドアノブを捻っても
押しても引いてもドアが開かない
『・・・うそ・・・でしょ?』
マリアはその場に座り込んだ
本気で・・・閉じ込めた
〃あの人…本気で言ってたの・・・〃
シーーン・・・
カズキは仕事に行った
紛れもなく、一人きりの家
〃ドア閉めて…そのまま玄関行った?〃
マリアは這ってドアの前に行き
ノブをまわした
ガチャ…
〃開いた・・・〃
マリアは少し冷静になり
テーブルから延びてる鎖を引っ張った
ガチャ……ガチャガチャ……グイ…
『・・・』
そして自分の足元をよく見る
ぐるぐるに巻かれて
縛られた足首…
昨日見たときは仰天して
泣きそうになってしまったけれど
〃鍵とかついてるわけじゃない…〃
足首に巻き付いているものを
少しずつ…解いていく
マリアは窓を開けて
外の空気を吸った
『・・・フゥ』
冷静に・・・なろう
マリアは深呼吸した
いくらあの人でも…こんなモノで
人を閉じ込めよう、閉じ込められる
なんて…本気で思ってるはずがない
おそらくは・・・
〃私の逃げる意志がなくなるまで・・・〃
カズキの性格や、これまでの事を
冷静に思い返して
外の世界を見ていたマリアは
すでに自分が再び和樹の
精神的な支配をされようとしている…
そう気づく
〃冗談じゃ・・・ないよ〃
まともにやりあっていたら身が持たない
拘束をといたマリアは
バリケードのないドアを開けて
リビングを見渡し
自分の荷物を手に取ると
着てきた服に着替えて
颯爽と玄関に向かった
鍵を開けて・・・
〃はやく・・・帰ろう〃
ガチャ・・・
『・・・?』
ガツ・・・ガツ・・・っ
『ぇ・・・?』
ガコ・・・ガコ・・・
『何?…』
鍵は開いている…
確かに開いているのに
玄関のドアは開かない
ガコガコ・・・ガツガツ・・・
何度ドアノブを捻っても
押しても引いてもドアが開かない
『・・・うそ・・・でしょ?』
マリアはその場に座り込んだ
本気で・・・閉じ込めた
〃あの人…本気で言ってたの・・・〃