この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第18章 捕らえられた・・・かごのとり
『う・・・』
朝の日差しでマリアが目を覚ます
〃夢・・・だった?〃
足も繋がれていない
ホッとして起き上がる
『・・・』
一瞬だけホッとして
マリアはすぐに〃現実〃だと自覚した
自身の住んでいるアパートではない……
白い箱みたいな…狭い空間
殺風景で…何もない部屋
そこに横たわっているのは
自分だったのだ
〃夢じゃ・・・ないんだね〃
起き上がると猛烈に
胃がムカムカする…
無理矢理飲まされた酒を思わせる
それが更に現実だとマリアに教えて
〃気持ちわるい・・・〃
マリアは這うようにマットから降りて
テーブルに残っていたペットボトルに
手をのばす
ガタゴト・・・ガチャ…
部屋のドアが開いて
スーツ姿のカズキが入ってきた
ドサ・・・
テーブルにまた
コンビニの袋が置かれた
『トイレ行っておけよ?…』
『ぇ・・・』
あらゆる意味でゾッとしたが
マリアは吐き気にも耐えられず
よろよろとトイレに走った
『・・・横になれ』
『…っ』
ジャラ・・・
マットに寝かされて
無言で足首を引っ張られた
ジャリジャリ……ギュッ
マリアの足首を鎖やロープで
がんじがらめにすると
カズキは時計を気にしながら
さっさと部屋を出ようとする
バサッ・・・
『?…』
『クク・・・退屈だろ?
本でも読んで…少しは〃勉強〃でもしてな』
カズキがマリアの側に
数冊の雑誌を投げてさっさとドアをしめる
『仕事終わったらすぐ帰るからな』
『・・・』
バタン・・・
朝の日差しでマリアが目を覚ます
〃夢・・・だった?〃
足も繋がれていない
ホッとして起き上がる
『・・・』
一瞬だけホッとして
マリアはすぐに〃現実〃だと自覚した
自身の住んでいるアパートではない……
白い箱みたいな…狭い空間
殺風景で…何もない部屋
そこに横たわっているのは
自分だったのだ
〃夢じゃ・・・ないんだね〃
起き上がると猛烈に
胃がムカムカする…
無理矢理飲まされた酒を思わせる
それが更に現実だとマリアに教えて
〃気持ちわるい・・・〃
マリアは這うようにマットから降りて
テーブルに残っていたペットボトルに
手をのばす
ガタゴト・・・ガチャ…
部屋のドアが開いて
スーツ姿のカズキが入ってきた
ドサ・・・
テーブルにまた
コンビニの袋が置かれた
『トイレ行っておけよ?…』
『ぇ・・・』
あらゆる意味でゾッとしたが
マリアは吐き気にも耐えられず
よろよろとトイレに走った
『・・・横になれ』
『…っ』
ジャラ・・・
マットに寝かされて
無言で足首を引っ張られた
ジャリジャリ……ギュッ
マリアの足首を鎖やロープで
がんじがらめにすると
カズキは時計を気にしながら
さっさと部屋を出ようとする
バサッ・・・
『?…』
『クク・・・退屈だろ?
本でも読んで…少しは〃勉強〃でもしてな』
カズキがマリアの側に
数冊の雑誌を投げてさっさとドアをしめる
『仕事終わったらすぐ帰るからな』
『・・・』
バタン・・・