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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第23章 逃避行・・・
「~もう一軒いくかぁ?篠宮~」

休暇が……いや
子どもに会えるのが
本当に楽しみなのだろう

先輩は中々上機嫌
…て言うか気前が良かった(笑)




『…大丈夫っすか?(苦笑)』


「フフン♪たまにゃぁハメはずしても
いいだろぉが?気晴らしでもよぉ」


『は…はぁ(苦笑)』


「ピュ~~♪
お、外人パブでもいーかもな♪」


『???』



口笛を吹いた先輩の
指差す先…




〃うっ・・・わ〃




店から覗く通りを
いかにも店の女…
ド派手な女が

メガネデブ、バーコードハゲの
キモチわりぃの代表格みてぇなオヤジに
連れられて歩いてる


一歩路地に入れば
怪しい店に、いかがわしい店が
ズラズラと並ぶような


こんな治安の悪い街に
よく馴染んだ光景かもな…





外人パブ?…


先輩の指した女を
何気なく目で追った



あぁ、なるほどな

安っぽいキャバクラとか

いかがわしい店で働いてそうな
(失礼だけどな…)

メチャクチャ下っっっ品なオンナ
(ひでぇな俺…)




日本人ではねぇな?

トウモロコシ?金髪?
とまでは言わねぇけど
キラッキラのアタマして

サ○"エさん一家も仰天
ワ○メちゃん顔負けの

パンツ丸見え上等みてぇな
ケツの見えそうなミニスカ



おいおいおい・・・




俺なら絶対御免だぜ…



なんて


先輩の指した女を


ミニスカから見える
白くて細い太ももを


ボーっと見ていた・・・



(ちゃっかり見てんじゃねぇかよな?(苦笑))





『・・・』


「あれは俺もエンリョしときてぇわ(笑)」


目を反らした先輩が
苦笑いしながら焼鳥を頬張る




『・・・』



振り向いたままの俺の景色






「ジャスミンちゃん♪良かったよ
またヨロシクね~…ん~ッチュ、チュ」






うっ・・・わ




再びゲンナリした




ぢゃぁすみんチャン???…だぁ?(苦笑)



キモハゲデブオヤジが
外人オンナの腰に手を回して

ベタベタ触りながら
頬にチュッチュッチュッチュッ
キスして手を振って行った





日本語まだ喋れねぇんだな?
女は黙って頷いて
手を振って歩き出した




『・・・』



そんな様子を…眺めてた俺






・・・


・・・


・・・・・・?
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