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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第23章 逃避行・・・
〃そんな生き方…似合わねぇよ〃



その代わりに出た
皮肉や嫌味まみれの言葉





そんな生き方は似合わない


もしもそう言えば
マリアは真っ直ぐな目をして答えただろう



〃『なら、どう生きろと言うんだ』〃




何も出来ない俺の…

何も言う資格のない俺への

最も痛い問いだ








でもな・・・マリア

俺この時少し

…結構、わかってたんだ



認めたくねぇけど

気付いてたんだ

あらゆる意味でボロボロなお前に







『~・・・早く…シャワー浴びれば?』





マリアが冷めた表情で
良い放った





『お金いらないけど逃げたりしないよ♪
泊まる所は〃頂いた〃から
〃代価〃は…ちゃんとお支払します

っていうか…逃げたら
あたし今日寝るところなくなっちゃうもん♪』








だから…そういうのが







『似合わねぇ・・・って』





『…注文多いお客さん。
〃個人事業〃ですから…?

身なりに文句言われると…~うん
困っちゃうな…アハハ』







『うっせぇ・・・やめろ…』






俺は耐え難くなって
マリアの腕を引いた


どこぞのオヤジに買い与えられたのか
これまた下品なくらい

ごちゃごちゃと手首に下がってる
ブレスレットやらアクセサリーの数々

もう片方の手には…なんて言うんだっけ?
女の子の髪の毛結ぶやつ

フワフワした…見間違えると
パンツみてぇーなの手首につけて





『・・・っちょ…っと』



『うっせぇ・・・来い』





俺はその重そうな手を引いて
マリアを立たせた


・・・赤く火照って
所々…白浮きしてる、細い腕を・・・





『・・・っ、なに…?!』


『・・・』





俺はマリアをそのまま肩に担いだ





『ちょっと…?!何するの?おろしてよ!』


『・・・』




俺の背中にぶら下がるように
少し暴れるマリアをシカトして

俺はそのままバスルームを探すように
移動した





『やめてってば…っ、ねぇ・・・っ、あっ!』



『・・・』






あ・・・?…って










ズルっ・・・









ボト・・・っ







『・・・???』
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