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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第23章 逃避行・・・
ホテルのバスルームのドアを開けた
その時に、微かに


バサッと


背中の方から何やら音がして
振り向く




『~~っ…!!』


『???』






俺の肩に担がれて
マリアが少しアタフタしている




そして…その床に落ちてるモノは???





マリアから


抜け落ちた(?)


ブロンドの・・・







『・・・・・・〃ヅラ〃…???』





バスルームの脱衣場の
大きな鏡に映るのは


俺の背中にぶら下がる
見慣れた薄茶色の・・・地毛のマリア





『・・・』





ポカーーーン・・・




と、しながら
マリアをそっと脱衣場に下ろした




『~~~~・・・』



マリアは酒のせいか、素なのかわからない
真っ赤な顔でうつむいた





『・・・ぷっ』




『~~・・・』







『ダッセェ~~!!!(笑)』





俺は床に落ちたヅラを拾い上げて

・・・とりあえず

笑ってた





『なんだよマリア~~〃コレ〃(笑)』





マリアのやつ・・・

ヅラかぶってやがった



・・・ウィッグって言うのか?

マリアが少し抗議してきた





『しっかしスゲェ〃収納力〃だな?』




ヅラと一緒に抜け落ちた
マリアの長い髪の毛をまとめてた
ネットみたいなのを一緒に
拾い上げて脱帽…





『コレもオッサンの趣味?…』



『~~・・・。ほっといてよ』







『~ま、姿隠すには中々イイかもな?
賢い賢い・・・ハハ』





『~~~~・・・』







適当に笑い飛ばしながら
俺はマリアの身に纏っている

どこぞのオヤジ好みの
マリアに似合わない
下品な服を脱がせていく




『ちょっと…』



わずかに抵抗するマリアに構わず
バナナの皮でも剥くみてぇに

俺はマリアの服を
さっさと脱がせた






見慣れた・・・なんて言うと

ヘンだけどさ






いらねぇモンを取っ払って
裸になったマリアは




俺の見慣れた・・・いつものマリア






俺はマリアをそのまま
バスルームに押し込んだ
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