この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第25章 二人の部屋・・・

『ごちそうさま、うまかった!』
マリアの作ってくれた料理を
平らげて空になった皿に手を合わせる
『良かったぁ
ねぇ、ゆぅちゃん
アイス食べたい♪』
『散歩ついでに買いに行くか♪』
基本的に控えてた外出も自由に…
むしろ多めに…
マンションを出入りしていた
『やっべぇ蝉の声うっせ~~(笑)』
『必死に生きてるんだよ♪…
・・・〃あたし達〃と一緒』
マリアの言葉は…一々重みがあって
一々…まっすぐだ
・・・キライじゃないけどな(笑)
人目につかないのを良いことに…
て言うか…どちらからともなく自然に
手を繋いで
一々くっついて歩いてた
お互いを…好きだと言って
手を取り合って…並んで歩く
たったそれだけのこと・・・
そんな…そのへんの、どこにでもいる
沢山のカップルが
出来て当たり前のことが
出来なかった俺たちは
まるで永遠の自由でも手にいれたかのように
同じ空気を吸い…同じぬくもりを感じて
一々楽しくて・・・一々幸せだった
『あれ…八百屋さんやってるよ?』
『盆休み返上か?珍しいな』
「いらっしゃぁいっ~!」
田舎らしいやたら元気で明るい
八百屋のオッチャンに迎えられる
『ふふっ…決めた♪明日はカレー』
『いいな♪敢えて辛いの行こうぜ』
『ふふっ…作るのゆぅちゃんね?(笑)』
『~~マジかよ(笑)』
『だって美味しいんだもん♪』
そんな俺らを見てか
店主のオッチャンはガハガハと
笑っていた
「仲良しでいいねぇ~~!!
新婚さんかぇ?」
・・・。
『えっ・・・?』
『・・・?』
ドキッ…っとして
咄嗟に
繋いでた手を、お互いにパッと
はなしてしまった
少しばかり悲しい…クセかもな
マリアの作ってくれた料理を
平らげて空になった皿に手を合わせる
『良かったぁ
ねぇ、ゆぅちゃん
アイス食べたい♪』
『散歩ついでに買いに行くか♪』
基本的に控えてた外出も自由に…
むしろ多めに…
マンションを出入りしていた
『やっべぇ蝉の声うっせ~~(笑)』
『必死に生きてるんだよ♪…
・・・〃あたし達〃と一緒』
マリアの言葉は…一々重みがあって
一々…まっすぐだ
・・・キライじゃないけどな(笑)
人目につかないのを良いことに…
て言うか…どちらからともなく自然に
手を繋いで
一々くっついて歩いてた
お互いを…好きだと言って
手を取り合って…並んで歩く
たったそれだけのこと・・・
そんな…そのへんの、どこにでもいる
沢山のカップルが
出来て当たり前のことが
出来なかった俺たちは
まるで永遠の自由でも手にいれたかのように
同じ空気を吸い…同じぬくもりを感じて
一々楽しくて・・・一々幸せだった
『あれ…八百屋さんやってるよ?』
『盆休み返上か?珍しいな』
「いらっしゃぁいっ~!」
田舎らしいやたら元気で明るい
八百屋のオッチャンに迎えられる
『ふふっ…決めた♪明日はカレー』
『いいな♪敢えて辛いの行こうぜ』
『ふふっ…作るのゆぅちゃんね?(笑)』
『~~マジかよ(笑)』
『だって美味しいんだもん♪』
そんな俺らを見てか
店主のオッチャンはガハガハと
笑っていた
「仲良しでいいねぇ~~!!
新婚さんかぇ?」
・・・。
『えっ・・・?』
『・・・?』
ドキッ…っとして
咄嗟に
繋いでた手を、お互いにパッと
はなしてしまった
少しばかり悲しい…クセかもな

