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第25章 二人の部屋・・・

よくある世間話や社交辞令

八百屋のオッチャンの
何気ない言葉に

俺は赤面していた・・・気がする




隣にいたマリアが・・・どことなく

真っ赤になっていたから





『ぇ・・・と、その…私…達』





『ハハハ……そう、見えます？(笑)』



気まずそうなマリアに代わって
俺がオッチャンと話した





「見ない顔だねぇ～？！
越してきたばかりの新婚さんと違うかと
思ってなぁ～～！！

いんやぁ～こんな田舎になぁ
美男美女のはいからなアベックが
いるんやなぁってな♪」







〃ハイカラ〃な・・・？


〃あべっく〃？・・・って・・・(笑)













中々のイイ味を出したオッチャンだ(笑)







「この辺は住みやすいしエエよ～♪」




『ええ…そうみたいですね
空気も良くて…人も最高です(笑)

引っ越しが済んで…色々〃落ち着いたら〃
〃籍〃を入れたいんです

・・・な？…まりあ』






解放感にあふれ過ぎだろうか…

社交辞令…わざわざ角を立てることもない
ってのもあるけど



そんな…切実な本音や願望を
遠慮なく口にしていた





『ぅ・・・うん・・・っ』




ますます赤面したマリアが答えた


気まずそうに…


ではなくて




照れ臭さを隠して
微笑むような表情で・・・







「そぉれにしても
奥さんべっぴんさんやねぇ～！

こぉれは将来可愛い子どもが
産まれるわぁ～～！！」






『～～～～！？』



マリアは更に赤面して

ぶっちゃけ・・・

めちゃめちゃ可愛いかった




『そうっすか(笑)
そういうのってあります？』




「あるであるで～～！！
旦那さんも男前じゃしねぇ！！

間違いない！
オッチャンわかるでぇ～～(笑)」





「あんたっ！！！まぁ～～た
お客さんにあることないことふっかけて！

すみませんねぇ～～！この人
ほんっと喋るしか能がなくて

って…あんらまぁっ？！
ほんっっとにべっぴんさんやねぇ！？」






奥から勢いよく出てきたのは
奥さんだろう…

これまた元気の良いおばさん





夫婦・・・か