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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第25章 二人の部屋・・・

『ぷっ・・・』
『ふふふっ…』
チラ・・・
パンチの効いた八百屋さん夫妻を前に
目が合った俺とマリアは
自然と笑みをこぼした
「ほい♪100億万円のお返しだよ~♪」
『ふふっ…わぁ~~い(笑)』
お釣りを受け取ったマリアが
笑いながらノリ返した
『ホントにあるんだな?これ(笑)
テレビで見たことあるぜ』
『私も(笑)』
「よっしゃ!美男美女カップルには
出血大サービスだよ~~♪」
『ぁ…ちょ、ちょっと?!おじさん』
オッチャンが袋がパンパンになるほど
野菜や果物をオマケして入れてくれた
『すみません…~いいんですか?こんなに?』
「地元特産の野菜だよ~~♪
みずみずしくてウマイからねぇ!
沢山食べてなぁ!!」
『あ…ありがとうっ…!』
満面の笑顔でお礼を言うマリアに
『奥さん♪ほい!これもね』
オッチャンが大きい手で掴んだ
真っ赤なリンゴを
ぽん、と…マリアの手にのせてくれた
「新婚さん♪仲良くねぇ!!
まいどあり~~~~!!!」
元気と温かみいっぱいの夫婦に
見送られて場を後にする
元通りに…手を繋いで歩く
『なんか…いいな、あんな夫婦』
なんの飾り気もなく
本音をこぼした
『ほんとね…♪…なんか、素敵…』
『あれくらいの歳までさ
一緒にいるのって…すげぇよな』
あの八百屋さん夫婦には
そこにたどり着くまでに
どんなストーリーが
あったのだろう
出逢いを経て
恋愛して・・・結婚して
家族になった二人に
子どもが産まれて
時にケンカして
仲直りして
苦しい時には支えられて
またある時には支えて
当たり前にお互いがいる
時にそれにうんざりしてみたり
だけど…それ故に
お互いをわかっていて
当たり前に同じ空気を吸い
今も…そしてこれからも
夫婦でいる二人
『あんな風でいたいよな・・・将来』
『うん・・・すごく、思う』
マリアの手を
少し強く握り直して
ゆっくり歩いた
『ふふふっ…』
チラ・・・
パンチの効いた八百屋さん夫妻を前に
目が合った俺とマリアは
自然と笑みをこぼした
「ほい♪100億万円のお返しだよ~♪」
『ふふっ…わぁ~~い(笑)』
お釣りを受け取ったマリアが
笑いながらノリ返した
『ホントにあるんだな?これ(笑)
テレビで見たことあるぜ』
『私も(笑)』
「よっしゃ!美男美女カップルには
出血大サービスだよ~~♪」
『ぁ…ちょ、ちょっと?!おじさん』
オッチャンが袋がパンパンになるほど
野菜や果物をオマケして入れてくれた
『すみません…~いいんですか?こんなに?』
「地元特産の野菜だよ~~♪
みずみずしくてウマイからねぇ!
沢山食べてなぁ!!」
『あ…ありがとうっ…!』
満面の笑顔でお礼を言うマリアに
『奥さん♪ほい!これもね』
オッチャンが大きい手で掴んだ
真っ赤なリンゴを
ぽん、と…マリアの手にのせてくれた
「新婚さん♪仲良くねぇ!!
まいどあり~~~~!!!」
元気と温かみいっぱいの夫婦に
見送られて場を後にする
元通りに…手を繋いで歩く
『なんか…いいな、あんな夫婦』
なんの飾り気もなく
本音をこぼした
『ほんとね…♪…なんか、素敵…』
『あれくらいの歳までさ
一緒にいるのって…すげぇよな』
あの八百屋さん夫婦には
そこにたどり着くまでに
どんなストーリーが
あったのだろう
出逢いを経て
恋愛して・・・結婚して
家族になった二人に
子どもが産まれて
時にケンカして
仲直りして
苦しい時には支えられて
またある時には支えて
当たり前にお互いがいる
時にそれにうんざりしてみたり
だけど…それ故に
お互いをわかっていて
当たり前に同じ空気を吸い
今も…そしてこれからも
夫婦でいる二人
『あんな風でいたいよな・・・将来』
『うん・・・すごく、思う』
マリアの手を
少し強く握り直して
ゆっくり歩いた

