パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第25章 二人の部屋・・・

『は・・・？』



そう発音したままの顔で
硬直していた




帰る？・・・戻る？




そりゃ・・・どういうつもりで

言ってるんだよ？…マリア





『何・・・言ってんだよ』




俺はろくにマリアの話も聞かず


と言うか…拒絶反応のように
頭に血が昇るような

怒りにも似た感情が
瞬時に湧いていた




だって・・・戻ってどうすんだよ？！



って・・・思うだろみんな？！





また、どうせ
同じこと…繰り返すだけだ





『話なんか通じない旦那だって…

マリアが一番言ってただろうがっ…』






『ちょっと聞いてってば、ゆぅちゃん…』







『聞きたくもねぇよそんな話っ

どうかしちまったのかよ？！』






『そうじゃないったら・・・』







『じゃ、どうだってんだよ！？

俺の仕事の事とかまだ気にすんのか？！

そういう話なら余計に聞かないぜ！？』







『…ゆぅちゃんと・・・一緒になりたいの

もう・・・はなれたくないの

はなれなくて…良いように

一度・・・はなれる』








『は？…～言ってること

メチャクチャじゃねぇかマリア…っ

お前さ…いい加減に・・・』








『・・・連絡してみようと思う』








『なんだって？！…』












『なんて言われるか…わかんないけど

〃両親〃に…連絡して

相談してみようと思う・・・』










『・・・。・・・』











『実家に・・・帰ろうと思う』