パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第26章 運命は・・・先着順？

マリア・・・お前さ


俺、結構

マリアのこと色々と

尊敬したりもしてるけどさ




お前ってさ・・・時々すげぇけどさ




マリア・・・やっぱお前












・・・〃女優〃にだけは


なれねぇぜ・・・？













なんでだよ？


言っただろうが…あれだけ


いつも・・・言ってきたろうが









自分のこと・・・考えろ、って



庇うなって・・・言ってきたろう？




俺を・・・助けるな、って




いつも言ってきたろうが・・・





たまにはさ


少しは…俺の言うこと・・・聞けよな








泣きそうなのを・・・震えてんのを

必死で隠して





１００万年に一人の大根役者みてぇな


ハチャメチャな芝居しやがってさ





矛先を・・・全員の矛先を


全部、自分に向けて










わかってたぜ・・・マリア






どんなに無茶苦茶な


ヘタクソな芝居したって




俺には・・・・・・わかってたぜ








バレバレで・・・マジで



バカだろってくらい









あれだけ…


どれだけ最悪でも


四方八方をふさがれても





手も足も出なくても・・・





何一つ・・・成す術もなくても





誰一人・・・味方がいなくても











お前が






マリアが






必死で








俺を・・・〃守ろう〃としてくれてたこと