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かごのとり ~ 家出娘の家庭事情 ~
第26章 運命は・・・先着順?
『・・・』


ゴソゴソ…



俺はスーツのポケットに手を突っ込んで
取り出した100円ライターを
ヤツに向けて投げつけた




『・・・っと』


シュッ…シュッ…



余裕こいた顔でライターをキャッチして
ヤツはさぞや美味そうに
タバコに火をつけた




『フゥーーー・・・あ…おい、ライター』



『・・・』





いらねぇし

呼び止めんじゃねぇよ



なに考えてやがる



ま、どうせ

〃ろくでもないこと〃企んで

わざと接触して来たんだろうがな



胸くそわりぃ

さっさとタクシーで帰りゃよかった



恨み言の続きか?

それとも…余計なチクり入れやがって
なんて逆ギレか?







『盗人の話を信じてくれるヤツは

何人いたんだい?』





『・・・』






『フゥーー……』






焦りまくったのは一瞬で

自分の足元は固めてあるから余裕だってか?







『話があるなら…弁護士通したらどうすか?
そっちは弁護士つけてるんですから…』





さすがは…マリアの離婚協議に
一切応じなかっただけの事はあるぜ

弁護士も何も
あったもんじゃねぇ





『ククク・・・勇ましい顔だな?
~フン……折角お前を
称賛してやろうと思って来たのにな?』





『は・・・?』





何を言ってんだ?
この、ウスラボケDV亭主はよ?







『ククク…俺はお前を随分
見くびっていたようでな

ただのコソドロが・・・ここまで
〃熱心〃だとは思わなかったもんでね』






『・・・』






『人の嫁に手を出すくらいだ
余程バカなのか…いい根性してるのか
くらいには思ってたがな

お前は思いの外…肝が据わっている
ハハハ…いや感心しているぞ?
カケオチごっこまでするとはな…クククっ

〃遊び〃じゃ物足りなかったのか?』






『・・・何が言いたい?』








『そんなに〃良かった〃か?

〃俺の妻〃は・・・クククク』






『・・・』





グッ・・・

手のひらに、爪が食い込む程
拳が力を込めていた






マジでさ・・・このクソッタレ



ブン殴っていい?






良いって言ったヤツは

どっかボタン…

ポチっとか…なんとかしてくれ?



マジでさ・・・
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