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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第9章 戸惑い
そうだ、私…。
ジョーに送ってもらうはずだったのに、勝手にいなくなってしまったんだった…。
何だか、昨夜の夢のような紫艶との情事から、一気に現実に戻された気がした。
ジョーには申し訳ないけど、今は紫艶と一緒にいる。
紫艶との時間を大切にしたい!そう思ったのに…。
「確認しろよ。俺は夕方くらいまで、活動はしないから、お前は好きな時間に帰れ。今日も仕事だろ?」
そう言ってゴロンと寝返りをうち、布団をかぶってまた眠ってしまった。