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第9章 戸惑い

昨夜はあんなに激しかったのにな…。

いつものように、素っ気ない紫艶に、寂しさを感じながら、私は布団を出て、洋服に着替えた。

そして静かに、ｽﾏﾎを確認した。

画面に並んだｼﾞｮｰからの着信の数々。

数分置きにｼﾞｮｰからの着信があった。

時間を置いて朝方にも…。

着信の時間から、ｼﾞｮｰが昨日から寝ていないのは、確かな事で、そんなにも心配を掛けてしまった自分が、情けなくなってしまった。