この作品は18歳未満閲覧禁止です
甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第9章 戸惑い
え?何?
誰かがいる…?
家の近くまで着くと、部屋のドアの横に誰かが、座って眠っているのが見えた。
体を丸めて座っているから、顔まではわからないけど…。
少しずつ近付きながら、その人を見ると、そこにいたのは、昨日から何度も連絡をくれたジョーだった。
ジョー、いつからここに?
眠るジョーの近くまで行き、その体を揺する。
「ジョー!大丈夫?」
私の声に顔を上げたジョーが、急に立ち上がり、私の体をギュッと強く抱き締めた。