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甘美な吸血〜貴方の餌になりたい〜
第9章 戸惑い
「ちょっと!ジョー?」
「詩音莉…良かっ…た…。」
そう言って、ジョーが私の体に体重をかけてきた。
「ジョー?大丈夫?体きついの?」
「んっ…ごめ…ん。ねむ…い…っ。」
「待って。部屋の鍵開けるから、中入るまで待って。」
今にも崩れ落ちそうなジョーを、とりあえずその場に座らせ、部屋の鍵を開けた。
靴を脱がせ、部屋の中へ入ると玄関なのに、そのままそこに横になったジョーからは、規則正しい寝息が聞こえ始めた。