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甘い時間は2人きりで
第25章 不安を打ち消す存在

「は、はる…んっ」
唇が重なると同時に、舌が入ってきて中で暴れ回る。
後頭部を固定され、舌の動きにされるがまま。
頭がボーッとし始めた頃、ようやく舌が抜かれた。
繋がった唾液の糸が切れないように、ゆっくりと離れていった。
「はぁ…はぁ…」
「…ごめん、ちょっと先走ってもた…はぁ、茜さんの『抱いて』は破壊力ありすぎた…俺理性保つので精一杯やって…」
「我慢してるの?」
「うん。茜さんのこと気遣って、激しくしやんようにしてる。無理させたく無いから」
『抱いて』って無理をして言ったんじゃない…
「我慢しないで…」
「えっ!?」
「何も考えられないくらい、激しくしても良い、から…」
心の不安をかき消すくらい気持ち良くして欲しいだけ…
「それ、ホンマ反則…『やめて』って言ってもやめられへんから…」
「…うん」
今度は啄むキスを何度もされて、シャツのボタンを外して、胸元を露わにされた。

