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第1章 ダンナと結婚２８年、間男と交際８年目

他人妻ノリコは、子供が２人、孫もいる平和な家庭を持ち、（凡庸な）ダンナもおり、ごく普通に暮らしている北国の主婦５３才です。

セックスライフもごく普通。３日にいっぺんぐらい逢う間男のこの私がいるくらいで、派手な所はありません。

交際当初は彼女も怯えていた面もありましたが、７年も経つと不倫という別の人生が違和感なく日常生活に溶け込んでおります。

ダンナくんは無論私らの関係の一切合切を知りません。ダンナくんにとって私は今だに上司なのでしょうか。敬われ慕われております。

私は現在無職の５５才の不逞の輩。有能な間男歴８年目に入りました。彼女の旦那は前の職場の元部下です。今は家を長い事空けなきゃならない遠距離の仕事をしております。

結婚２８年を祝しまして、今月、近隣の温泉ホテルに夫婦で宿泊して貰い、長年の苦労を労ってもらおうとあれこれ画策しております。画策といいますか暗躍ですが。

他人妻ノリコへ、ダンナくんでは決して成し得なかった快楽のエグミや、髄を、徹頭徹尾教え込みまして、５０代に入りまして尚いっそう疼いて鳴るオマンタ囃子は制御不能です。

構ってやれない日が続くと、ラインで「こんなんなってるんだわぁ」と糸を引いた肉マンタの映像を送り付けて来ます。

他人妻のまさに病的に近いそんな性欲を解消するが為に、日夜へっこらへっこらと暢気に暗躍しておりますこの私です。

ダンナくんは「行って来るから」と家を出れば、場所にもよりますが５、６日は家に帰って参りません。もし急に帰ってくる時があればそれは重大なインシデントとなりますので、私も家から素っ裸で逃げ出さなければならない事態となります。

ダンナくんのお陰様で、あちら宅へお邪魔して逢瀬を重ねる日々。独身の私のアパートへ他人妻を呼べばいいようなものですが、あちら宅で他人の妻を抱くのが間男のステータスといいますか、権威付けのようなものと考えております。