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蕾の開く頃
第10章 嫌いな場所
『じゃあこれ当てて』

カーテン越しの先生が看護師にローターを渡した。

『平川さん、痛かったら言ってくださいね』

ヴヴヴヴヴヴ…

看護師は華のクリトリスにローターを当てた。


『あああっ!ふあっ!んん』

『強くしますね』

ウィィィィィン…

『ひやあああっ!』

『平川さんいいですよ…感度は大丈夫ですね』

『はぁ!あっ!ああ…』

『そろそろ子宮を診ましょうか』

先生が看護師と交代した。

華のまんこにクスコを入れた。

ひんやりとして何かが入ってるような感覚…

『傷もなく特に問題はなさそうですね』

『はぁ…はぁ…』

『では着替えて大丈夫ですよ』


華の足は閉じ、元の位置に椅子は戻った。


もっとしてほしいとすら感じてしまった華。


『妊娠などの心配もないですね、ましてや病気という線もなさそうです』

『先生…生理来ますかね…』

『大丈夫ですよ、何も問題はありませんでしたから。念のためホルモン剤にあたる漢方を出しておきますのでそれでもこないようでしたらまたお越しください。』



はじめての産婦人科だったが、気持ちいい思いと優しい先生で華は快楽と安堵を感じていた。
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