この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ぼでぃ・ぴろぅ
第1章 1


濃いブラウンの艶っとした長い髪から、いい匂いを漂わせそうなギャルは、リンゴを刺した箸をブン回して、オレを睨みつける。

オレだって知らねーよ。一刻も早くこの場を去りたくて、掻っ込む勢いで弁当を消化してるじゃねーか。オレの努力を見ろっ。

そんないじらしいオレをじゃが芋呼ばわりすんじゃねぇええ!

いやいや…認めよう、確かにオレは芋くさいよ。髪は短髪で、スポーツ刈りの伸びたスタイル、手入れもしてない。例えワックスつけておしゃれに気取ったとしても、顔面が追い付かねーんだよ。

右目は一重、左目だけ二重、乱視の入った近視のため、度の強い眼鏡をかけてるから目が小さく見えちまう。

そもそもオレは漫画好きなイケてない人種だ。世間ではオタクと見られがちだが、ちょっと違う気がする。オタクと呼ばれるには『極め』が足りないと自負しているからだ。

嗜好は少年漫画全般だが、最近は兄の影響でエロのWEB漫画をたしなむようになった。その辺はお年頃ですので。

芋クサイのは、わかってんだよ!だから分をわきまえて、ひっそりと大人しく生きてんだろうに。

それなのに、あなた達は……

「えりちょ、これ、アタシの抱き枕だから気にしないでね」

さっきからオレの背後で可愛い声でしゃべってるのが多仲千夏帆。なぜかオレのケツの下に彼女の太もも。なんでオレが抱き枕にならなきゃいけないの?

泣きたいぜ……

/64ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ