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第3章 結婚生活

――それから約１年後。


産まれた赤ちゃんは女の子で
大きな病気をすることもなく
すくすくと成長していた。

そろそろ２人目が欲しいと思い始めたのは、この頃。


けれど、主人は
相変わらず出張が多く帰りも遅い。

たまに早く帰ってきても
疲れているのか素っ気なく
すぐに背中を向けて寝てしまう。

することをしなければ
子供も出来ないとゆうのに。


勇気を出して私から誘ってみても
それに主人が応えることはなく
そっぽを向いて寝てしまう日々が続いた。



ある日のこと。

私は意を決して
主人に話しかけてみた。

「２人目が欲しいんだけど…」

ところが主人は

あろうことか
イキナリ私を殴ったのだった。

暫くは何が起こったのか
わけがわからず呆然としていた。

そんな私に対して
暴言の数々。

座っている私の前に
仁王立ちになって罵倒する。

こんな主人を見るのは初めてだった。

あまりの恐ろしさに
ぶるぶると震えながら

頭の中では
何故こんなことになったのか
やけに冷静に考えていたけれど

どうも混乱しているのか
考えがまとまらない。


いったい何故？

どうして怒られているのだろう？


私はただ

２人目が欲しかっただけなのに…。