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鬼ヶ瀬塚村
第15章 畜生道
宗二さんは涙を拭い、自身の膝を見下ろしながら呟くように教えてくれた。

『…女性器に神器の杭を打ち付けて出血させ、初潮が来た事にさせるのです…』

彼の言葉にゾクッとした。

『それを村人の前で行い、鬼神巫女にするつもりでした…邦子さんのように…』

『え…邦子さんが?』

『はい、今では彼女は1人でほとんど歩けません』

『あ…』

僕は思い出す。
真理子さんの伯母である邦子さんは補助がないと立つ事もままならない。

『やり方がひどかったのです…邦子さんは長女だから村長の後継者と言われていたそうです。生まれてすぐに村長としての教育を受けてきました…しかし彼女もまた初潮が来なかった。…村では既に初潮が来ていた妻弘子派と、掟に従った長女邦子さんを村長にする派と揉めに揉めたそうです。邦子さんの許嫁だったある一家が、まだ14歳だった彼女に…無理矢理杭を………』

情景が浮かび僕の震えは強まった。

『死に至りませんでしたが、彼女は今でも苦痛に苦しんでいます…』

心臓が早く高鳴る、痛いくらいに脈打っている。

『あ…あの、じゃあ…優子ちゃんが…生理が来るまで、弘子さんが勤めるわけにはいかないんでしょうか?』
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