この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
鬼ヶ瀬塚村
第34章 5人のマタギ
『ええ、トランス状態。シャーマンだとかイタコだとかノブは詳しいよね?土着の風俗や歴史大好きなんだし?』

『うん、勿論知ってるよ?』

『彼らは一種の強い自己暗示状態で神や霊と交信すると言われてるわ。簡単に言えば思い込みね、まぁこれは科学的な側面から見た話だけれど…実際にはどうかわからないわ。けど、飛鳥になったマタギも自身を完全に飛鳥だと思い込むのよ?』

『自己暗示…?』

『ましてや宗教の名の元の狩りよ、選ばれたマタギにとっては光栄でしょうね、その顕示欲が自己暗示に拍車をかけるのよ。自分は最強の狩りの神だと信じてしまうのよ?』

『…じゃあ…どうするの?』

『まぁ…銀次郎は気の小さい真面目な奴だから大丈夫だとは思うのだけれど、他の4人のマタギのうち2人のマタギの親族が"うちのせがれを飛鳥にしでぐれッ!花形じゃッ!"ってうるさいのよ…人の命が掛かってるのに、馬鹿馬鹿しいッ!』

『………』

『わじは今回の飛鳥は木下の野郎でいいど思う。この中では年長者じゃし…あいづは優しい奴だっぺな』

『体力が持たないわよ…やっぱり銀次郎よ。駄目なら悦男くんね』

一世一代の大博打だ。
宗二さんが人として生き残るのか
/486ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ