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鬼ヶ瀬塚村
第34章 5人のマタギ
『この赤い点はお柱、神様の事よ…12の神様の柱を立てるの。そしてバツ印は神様達がそれぞれ好む罠が仕掛けられているのよ』

『罠ッ?』

『大丈夫よ、金属のネズミ取りや底無し沼なんかありはしないわ。ちょっと脚にダメージを与える程度よ…』

『なぁに、心配はいらねぇべよッ!』

吾郎さんが自信に満ちた笑顔で言う。

『ただ、今回5人のマタギをどの土神様にするか迷っているのよ…』

『どういう事?』

『この聖狩りとは土地の神様が自分達の土地を食い荒らす猪を狩るっていう筋書きがあるのよ。今回は…5人だから…帯解(おびとけ)と斑鳩(いかるが)氷室、それから飛鳥、鴻池(こうのいけ)の5柱をマタギ達に演じてもらうのよ…誰をどの土神様にするか迷っているのよね』

『何か理由があるの?』

『飛鳥はとても強い土神様なのよ、けれど…それを宿されたマタギは狂暴になるって言い伝えがあってね…ただ、飛鳥になるマタギはだいたい聖狩りでリーダーになる人物なのよ…つまり銀次郎ね。彼が的確だとみんな言うわ』

『言い伝えなんでしょ?』

『うん、そうだけど過去に何人かの飛鳥はトランス状態に陥った事があるのよね』

『トランス状態?』
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