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鬼ヶ瀬塚村
第6章 晩餐
『なんだい、おめッ!不服かい?』

女性はそう優子ちゃんの頭をワシワシと撫でながら言った。優子ちゃんはそれを手で払いのけながら

『窪塚の家でも焼き肉ぐれぇするだろッ!先週そうだっだって聞いたっぺ』

と言った。

『ごどいごと言うなぁ!まぁ、田中ざん、オレ窪塚言いますがら、ゆっくりしでいっでくんざいね!』

『あ、いえ…ご丁寧にありがとうございます。お世話になります』

僕が言うと窪塚のおばさんは再び"カハハッ"と笑ってから暖簾の向こうへと消えて行った。

『優子』

吾朗さんが優子ちゃんの名前を呼んだ。

『なんだべ、じっちゃん』

『真理子呼んでごい。もう飯じゃっでな』

『あ、僕が行きますよ』

『オラぁ、おめには頼んでねぇッ!…優子…行げ』

吾朗さんは湯飲みにトクトクトクッと焼酎を注ぎながら言った。優子ちゃんは立ち上がると廊下へと静かに消えていく。

『なぁ、ノブよ』

吾朗さんが焼酎の瓶の口を僕に向けてきた。慌て僕は自分の湯飲みをそれへ向けた。

トクトクトクッ…発酵した香りをたてながら僕の湯飲みへと焼酎が注がれる。

『すみませんね、頂きます』
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