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人魚島
第5章 夏祭り
『ならんよ、アホらしい』

『とにかく春樹くんも落ち着いてぇな?なぁ?そんな汚い場所でヤらんでやってや?』

『解りました』

僕は項垂れながら三咲さんに謝る。

『アンタ等はホンマに猿やなぁ、何回しよったら気が済むんや?』

『毎日最低でも5回かなぁ』

咲子がニヤニヤしながら焼きそばをつつく。

『冗談も程々にしぃやッ?』

三咲さんが卓袱台を叩いて続けた。

『やし、アンタ等聞きよったで?魚姫行ったんやろ?正子の母親からLINEあったわッ!』

再度卓袱台を叩く三咲さん。

『アンタ等は子供や、何大人が悦んで遊ぶ様な場所行ってんのッ?』

『蓮に会いたくて、それで会いに行ってん』

『蓮?あのアバズレに会いに行ったんかッ?』

『アバズレちゃうがな、蓮はしっかりしとる』

反発する咲子に卓袱台をガンガン拳で叩く三咲さん。

『シャブで頭いわしとる女やけん、なんで交番のかっちゃんもはよ捕まえんのや?和代か、あいつが賄賂辺り渡しとんのかッ?』

『まぁ、落ち着けや三咲』

『なんや?アンタは昔あの魚姫の常連やったけん文句あるんけッ?』

『そんなんちゃう、蓮は三咲並みに苦労しとる病んだ可哀想なおなごや』

『なんやて?もっかい言ってみ?あのアバズレ庇うんかッ?アホたれめッ!』

『またぶち込んで可愛がったるけん、落ち着けや、今日が最後のセックスやぞ?』

『ああ、明日父ちゃん帰って来るけんねぇ』

三咲さんが思い出したかの様な声を上げる。

『中にタップリ出したるけん、はよ晩飯食えや』

橘さんがニヤニヤしながら煙草の先端に火を付けた。

『解った』

諦める三咲さん。
30分程して晩餐は終わった。
爪楊枝でシーハーする橘さんと宗一さん。

『明日は魚人様の祭があるけん、ハルキ行こな?』

『魚人様の祭?』

『うん、沢山のバンドグループも参加する一大イベントや、父ちゃんが好きな祭やねん』

『バンド?賑やかだね』

『詳しくは知らんけど…とにかく明日はうちもお洒落して浴衣着るけんや、ハルキは甚平な?』

浴衣姿の咲子かぁ…想像するだけで抜けた。

『羽目は外すなよ?』

橘さんがニヤリとしながら軽トラのキー片手に立ち上がる。

『何処に行くの?』

『ラブホや、三咲独り占め出来るんは今夜だけやけんな』

『行こか』

橘さんと三咲さんが居間から出て行った。
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