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人魚島
第10章 東京編
ゆっくり花子のパジャマの中に手を突っ込めば、フルフル震えながら僕を見上げる花子。
可愛くていとおしい。
花子に頬擦りしながら愛撫した途端だ。
また不意にやって来たタイムリープ感。
いち早く気付いたのか花子が『ハルくん駄目ぇッ!』と僕を突き飛ばす。
途端離れて行くタイムリープ感。
やはり間違い無い。
精神的ショックとは性的興奮も僅かに含んでいるらしい。
やれやれ、これじゃしばらく慣れる迄花子とセックス出来無いぞ。
『慣れる迄少し待って』ゆっくり花子の乱れたパジャマを正してやりながら僕は花子から離れた。
『オナニーしてくるよ』笑いながらトイレに向かい『ああ、畜生ッ!花子ぉッ!』と一回だけ発射した。
花子は果てし無くオカズになる。
オナニー程度ではタイムリープには至ら無いらしい。
助かった。
セックスどころかオナニー迄タイムリープに奪われては堪ったもんじゃ無かったからだ。
花子の洋室に戻り花子の隣にうつ伏せになる。
途端タイムリープの激しい疲労からか朝の9時過ぎ迄寝過ごした。
これでは眠り過ぎだ。
寝ぼけ眼で魚鳴き岬の埠頭にやって来た。
誰か花火したのか、線香花火が散らばっている。

『おはようさん』

聞き慣れた声がして振り返るとシンイチが立っていて『また汚されたな』と線香花火をグリグリヴィヴィアンウエストウッドのスニーカーで踏みにじった。

『また行くのか?』

ブラックデビルを燻らせながらシンイチが小首を傾げる。
僕は力強く頷いて見せる。

『行ってきます』

僕は両手を広げながら魚鳴き岬から身投げした。
くぐもった音の後、すぐさま『あぁんッ!あぁんッ!良いッ!良いッ!』と花子の激しい喘ぎ声がした。
寝そべる僕の上でか細い腰を振るう花子。
霞む視界の先では金髪にブルーのカラーコンタクトレンズの花子が騎乗位していた。
『うッ』途端中に出した。

『なんや、早いなぁ』

髪の毛を掻き上げながら黒い口紅で笑う花子。
なんだかパンクロッカーみたいだ。
シドとナンシーのナンシー・スパゲンみたいだ。
髪の毛を掻き上げながら『酒いる?』とウイスキーの瓶を手渡して来る。
僕は顔を左右に振り辺りを見渡す。
6畳一間ユニットバスがある。
古ぼけたアパートの一室の様でピンク色の蛍光灯がイヤらしい。
カーテンもピンク色で壁は何故か真っ黒だった。
どうやら無事にタイムリープ出来たらしい。
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