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人魚島
第2章 人魚島
咲子は静かになりやがて股ぐらをティッシュペーパーで拭き取る音と衣擦れの音がした。
クチュップチュッと卑猥に鳴る咲子の熱いアソコ、僕は喪服のYシャツの袖で鼻を押さえながら『咲子、ティッシュペーパー貸してよ』と声を掛けたが返事が無い『咲子?』再度咲子の名前を呼べばなんと咲子は規則正しく寝息を立てながら我関せずとベッドに大の字になって眠っていた。
やれやれ仕方無いなと精液でベトベトな手を庇いながら二段ベッドから下りて咲子の枕元に転がったティッシュペーパーを拝借し、真っ赤な不気味な満月気味の月光の下、僕は精液でベトベトな陰茎と手をくま無く拭い、咲子の机の上にティッシュペーパーボックスを置いて溜め息を吐き出した。
咲子はもう酔いやら疲れやらで眠っているのだろうか?と二段ベッドの一階を覗き込めばやたら熟れた雌の香りが充満していた。
思わず顔を背けたくなる程の甘ったるさに拭いたばかりの股関が疼いた。
パンテーンや柔軟剤や太陽の香りに混ざってシーブリーズ、そして本能的に嗅ぎ分けれる未成熟な雌の雄を迎え挿れたい発情期の甘ったるい香りがしていた。

『咲子寝たの?』

『………』

返事は無かった。
咲子は眠ってしまった様だ。
やれやれと水欲しさに居間に向かうと三咲さんが卓袱台にて缶ビール片手にバラエティー番組を眺めながら煙草を燻らせていた。

『なんや、まだ起きとったんか?』

『はい、喉が乾いて…』

『ってアンタ血塗れやん、どないしたん?鼻血?可哀想にのぼせたんかなぁ?』

僕は蛍光灯の下、やや点滅気味の中ボンヤリ鼻を拭いながら『すみません』と頭を下げる。

『ティッシュペーパー詰めて冷やしておいたら治まるやろ』

三咲さんが『アカン、また電球寿命や』と蛍光灯を見上げながら立ち上がり、戸棚の上のティッシュペーパーボックスを取り上げて『ほら』と僕に4~5枚手渡して来た。

『で?何があったん?着替え取ってくるけん、待ってたおきや』

三咲さんが千鳥足で居間からギシッと出ていく。
それを相変わらずボンヤリした頭で僕は見送り鼻血をティッシュペーパーで拭った。

『ほら、誠からスウェット借りて来たけん、あっちで着替えや』

三咲さんが台所の方を顎でさす。
僕はヨロヨロとした足取りで台所の暖簾をくぐり中で着替えた。
中は15畳位ある地面が剥き出しの土床の台所だった。
窓から牛舎が見える。
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