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人魚島
第10章 東京編
ドックン…ビュルッ…ドックン…ビュルッ…ドックン…ビュルッ…射精される大量の精液。
ミケさんが『ああん、中むっちゃ熱いぃぃ…』と震える。
僕はそんなミケさんをしっかり抱き締めながら口付けする。
チュッチュッとリップ音が響き、セックスの終幕を告げていた。
ハァハァ言いながら結合を解く。
ズリュッと萎えた陰茎が露になり、ミケさんの胎内奥深くから大量の白濁した寒天ゼリーみたいなプルプルの精液が溢れ出た。
『あ、熱い…』ミケさんが身悶える。
大量の精液はシーツを濡らし汚して行く。
僕の子種達が溢れ出てドロドロと落下して行く。

『あぁん…気持ち良かったぁん』

『最高でしたよ?』

『春樹は最高のテクニシャン、最高のオチンチンの持ち主やなぁ』

『ミケさんのオマンコも最高に気持ち良いですよ?』

『ちょっと寝よか』

『はい』

射精感の余韻のまま、僕は微睡んで行った。
昼間、ミケさんが台所で何やらカチャカチャフライパンを返していた。
『鯵の味噌煮や』ミケさんが笑う。
匂いに釣られ台所に行き、後ろからミケさんを抱き締めて腰を擦り付けた。

『やん、邪魔せんでや?火傷すんで?危ないけん、離れてや?』

僕自身既にもうミケさんに火傷じゃ住まない手傷を負わされていた。
僕はミケさんに夢中だった。
ミケさんも多分そうだ。
既に"パンティ"を濡らしていたからだ。

『食べたらもっかいミケさんの事食べて良い?』

『アカン、うち仕事あるけん、銭稼がなアカンねんから』

『何処で売春するの?』

『今日は原宿やな』

『送ろうか?』

『あん?なら用心棒してや?』

『なんで用心棒が必要なの?』

『最近金渋る馬鹿で浅はかな客がおんねん、客が出し渋ったらやっちゃってや?』

『そんな輩居るの?』

『うん、特に若い奴でな、多いねん』

鯵の味噌煮を食べながらウイスキーを呷るミケさん。

『なんならヤッてる最中見ててよ?見られてるとかなり興奮すっからさ?』

『え?』

鯵の味噌煮をつつきながらミケさんが続ける。

『視姦プレイってぇの?あれ好きやねん』

視姦プレイか、した経験無いな。

『解りました』

『ほな、行こうか、2時やな、ちょっと寝過ぎたな』

笑いながらもヴィヴィアンウエストウッドの僕が買ってやったピーコートを羽織るミケさん。
長く黒い髪の毛を一本に束ね櫛を差した。
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