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人魚島
第3章 説教
『そんな高価なもん持たせとらんけん、咲子は喧嘩かて強い、アンタの空手も仕込んでるんやろ?』

三咲さんはニヤニヤしながら然り気無くテレビの音量を下げて団扇でパタパタ開いた胸元を煽った。
色っぽい仕草に思わずドキッとした。
しかし勃起には至らなかった。

『なんやて?こんな食べ頃の咲子がケツプリプリしながら夜道歩いてたらレイプされるけん、四六時中俺かて見とらんけんな、携帯ベル持たせるけん来週市内にフェリーで渡って買って来るけん、咲子安心せぇよ、しかし郁子おばさんは別嬪やったなぁ』

郁子おばさん?

『ああ、お前は知らんか乳飲み子の花子と2歳になった咲子残して…牛舎で首吊って自殺した咲子と花子の母親や18歳で咲子生んでな、すぐさまズコバコ明さんに求められて翌年には花子こさえて生んだすげぇ色女や』

『明ってのは父ちゃんの名前や』

三咲さんが灰皿にトントンと灰を叩き落としながら教えてくれた。

『島一番の、いや、広島県一の別嬪でな、16歳で魚沼に嫁いでな働きもんやったわ、俺は市内民やったけん詳しくは知らんけどな、こうケツがプリプリ甘海老みたいなおなごやったらしい、じゃけん咲子は筋金入りの別嬪さんやねん、まぁ、三咲と歩いてても親子やと遜色は無いけどな、三咲も綺麗や』

ウットリ言いながらまた新しく赤丸の先端に火を放ち、芋焼酎白波をらっぱ呑みする。

『神ががった美人やったってよ、堪んねぇな、なんで死んじまったかなぁ、んで翌年11年前に三咲と明さんは再婚したんや、明さんは高橋克典みたいな感じや、年齢重ねたらきっとそうなるけん』

『あんたはオダギリジョーに似とるけんな』

『お前は栗山千明に似とるけん』

『やだぁよ』

途端イチャイチャし出す二人。

『ああ、11時前やけん、出勤迄仮眠するわ、孝店来て売上貢献してくれるんやろ?』

三咲さんが伸びをした。
短いTシャツから臍がチラッと見えた。
健康的な小麦色の素肌に臍の窪みがあり、適度に筋肉が発達している。

『ああ、10時位に行くわ、今日は店に泊まるけんな、ヤルけんな』

三咲さんが『ほな、孝、咲子、春樹くんおやすみなさい』と居間を出て行った。

『なぁ、説教がてら三咲との馴れ初め聞かせたろか?』

ニヤリとしながら紫色の煙を吐き出す橘さん。

『あいつとは幼稚園児からの仲やけん、俺は元々奈良県民やったけんな』
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