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人魚島
第3章 説教
『で?』橘さんが顎を上げながらニヤリとする。

『小学校の校庭の道具小屋のましてやロッカーの中でヤッたんは気持ち良かったか?ちゃんと根元まで挿いったんか?』

『…き、亀頭だけ挿入しました』

『亀頭だけぇ?殺生なセックスやな、いやいやセックスや無いな、そりゃ"先っぽだけ挿れて"やな』

『なんやそら?』

『ヤリた無い女の言い訳や』

『言い訳ぇ?』

『せや、男が盛って"なぁ、挿入してもええやろ?"に嫌がる女が"先っぽだけ"っていなすんや』

橘さんがモクモク煙を吐き出しながらニヤリとする。

『最初のウブな頃は三咲も言ってたっけなぁ、俺は亀頭濡らしてヨダレ垂らしながら先っぽだけで射精したったわ』

そして芋焼酎白波を呑み切り『早速早々に無くなったな750ミリリットルじゃ少無いけん、ああ、瓶ビールあったな』と台所の暖簾を掻き分け栓抜き片手に僕達を一度一瞥して『見れば見る程お似合いやな』と鼻で笑う。
ドカッと座布団の上に座り胡座をかいて瓶ビールをシュポンッと開けてらっぱ呑みする。

『本格的に一つに繋がったら涙出る位幸せでいとおしいぞ?三咲に対して毎回繋がる度にそう感じる』

『昨日は母ちゃんに飽きた言うてたけん』

『言葉のあやや、まぁ、聞けや、ヤルんは百歩譲って黙認したるけん感謝せぇよ?セックスはハマる、気持ちええからなぁ、俺も18歳で覚えた時は四六時中ヤッとったけん』

『コンドームつこてたら赤ちゃん出来やんのやろ?』

『なんや、橘先生による性教育時間か?』

灰皿に吸殻を捩じ込みながら橘さんがニヤリとする。
そしてベビースモーカーなのか何やら新しく赤丸の箱の中から一本取り出しシルバーカラーのジッポーの炎を近付けスーッと吸い込む橘さん。

『まぁな、性病かて防げるし妊娠も防げるが…100%や無い。100%はやっぱりピル服用するかパイプカットが最大の避妊方法や』

『パイプカットって?』

『卵管やらキンタマの精液通る管を切断する避妊手術の事や』

『せやったら一生子供出来やんや?』

『せや、やから妾だらけの大企業の大社長の糞ジジィだとかがやりよるねん、俺等みたいにまだ先の長い若者には必要あらへんがな』

煙草をチューチュー吸いながら橘さんが続ける。

『咲子、パーラー末次手伝うんやろ?コンドーム50円で売ったるけん、しっかり小遣い貯めろや』
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