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人魚島
第4章 咲子の村案内
『てっつんも焼き肉参加する?』

『うん、だからカルビと芋焼酎持って来たよ?芋焼酎は仙台限定のご当地焼酎だよ?』

『おおきにな?はよ靴脱いで上がって?』

早坂先生が『邪魔するよ』と玄関を跨ぐ。
自然に宗一さんと静枝さんも加わり7人で卓袱台を囲んだ。

『で?初体験はどうだった?』

早坂先生の言葉で察したのか宗一さんと静枝さんが『そうか、咲子もそんな年になったか』と寂しげに呟いた。

『気持ち良かったよ』

咲子がニヤニヤする。

『へぇ、痛くなかったんだ?恵まれてるね、春樹くんも無痛だったの?』

早坂先生が早速芋焼酎を開封しながら目を丸くした。

『いえ、亀頭が少し痛かったです』

『すぐ慣れて気持ち良くなるけん』

白米とカルビを交互に食べながら三咲さんが煙草の先端にライターを近付けた。

『三咲ちゃんが言う通りその内自然に気持ち良くなるからね』

芋焼酎をグビッと呷りながら然り気無く宗一さんに晩酌する早坂先生。

『射精出来たの?』

『あ、はい…気持ち良過ぎて4回も出しました』

頭をポリポリ掻きながら答える僕に『そりゃ絶倫だね』と笑う早坂先生。
そして煙草に火を付けながら『若いって良いね』と焼けた上ミノを食べる。
僕もタン塩を食べた。
然り気無く咲子も真似てかタン塩をつついていた。
可愛い。

『もう今夜はハッスルしたらアカンからな?』

三咲さんが念を押した。

『おい、喜べや』

不意にドカドカと足袋を脱ぎながら橘さんが居間にやって来た。

『おかえり、孝』

『喜べや、雌のどでかい子牛が生まれたわ』

やや興奮気味にそう捲し立て『お、美味そうやな』とカルビをつつく橘さん。

『冷める前に食べや?』

三咲さんが炊飯器から白米をよそう。
受け取る橘さん、煙草を吸いながら器用にカルビを食している。

『名前はどないしたん?』

三咲さんが芋焼酎をグラスに二つ注ぎながら訊ねる。

『咲子と三咲から取って咲って付けるつもりや』

『へぇ、可愛いやん、アンタセンスあんなぁ、あ、ちょっと聞いたってや?この子等な、またあたしに隠れてセックスしてん、どう思う?』

『なんやお前らキスの仕方も知らんのか?咲子顎にキスマーク付いてるやんけ?』

『知らん』

咲子がタン塩をほうばりながら笑った。

『簡単や、唇にしてみろや、気持ち良いから、とろけるぞ?』
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