この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
人魚島
第4章 咲子の村案内
確かに咲子は多少ワンオクターブ程高かった。

『合戦してくる』

『あ、邪魔しちゃ怒られるよ?』

不意に花子の手を掴む僕。
花子も満更では無い様で僕の手をギュッとした。
チリン…と風鈴が鳴る。
咲子が睨み足場からジャンプし下りて来る。
そして『ハルキはうちのもんやッ!』と花子に蹴りを食らわせた。

『ああ、痛いお姉ちゃん止めてやッ!』

『ほな、手を離せやカスッ!』

『止めなさいッ!みっとも無いがなッ!見苦しいがなッ!』

すぐさま三咲さんが咲子の二の腕を掴んだ。

『あ、母ちゃん痛いッ!』

『ほな止めて?喧嘩は家の敷地内でやって?』

『母ちゃん、帰ろ』

花子が蹴られた脛をさすりながら『ああ、歩けんわ』と呟く。
仕方無く『乗りなよ?』と花子の前にしゃがめば、花子が綻びニコニコしながら『良いの?』と小首を傾げる。
『構わ無いよ、帰ろ』僕は軽々花子をおぶった。
咲子が激しく睨んでいたが、構わず魚沼家迄花子をおぶり続けた。
咲子が不意に『あんな母ちゃん』と切り出したので三咲さんが缶ビール片手に『なんや?』と咲子に告げる。

『さっきハルキと激しくエッチしたけん、激しくまぐわったけん、もう処女や無いけん、来月の赤神様はいらんわ』

『な、何?アンタらセックスしたんかッ?』

『うん、四回戦した。ハルキは4回もあたしの胎内でイッたで?』

途端狼狽えた三咲さんが頭を抱えながら『アンタら…』と唸り僕を思い切りビンタした。

『わ、母ちゃん暴力は止めなさいやッ!』

『母ちゃん見苦しいッ!止めなさいやッ!』

『アンタがうちの咲子を汚したんかッ?』

咲子と花子二人がかりで僕から三咲さんを引き離す。
三咲さんは肩を怒り肩にしハァハァと荒い呼吸を繰り返しながら『アンタがうちの咲子汚したんかッ?』と吠えた。

『感心しないねぇ、三咲ちゃん、女の子が男の子に暴力だなんて見苦しいよ?』

不意に散歩道から早坂先生がカルビが入ったビニール袋と芋焼酎の一升瓶片手にフラッとやって来た。

『てっつんやん?久しぶり、元気してた?』

途端ケロッと笑う三咲さん。

『許してやりなよ?俺等だって10代にはセックスしまくってたんだから』

煙草に火を付けながら早坂先生がニヤッとする。

『ほな、今夜は早坂先生に免じて許したるけん、さっさと焼き肉プレートを用意してきや?解ったか?』
/488ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ