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偶然が運命にかわるとき
第3章 きっかけ

”ガサガサッ”
高田さんは表情を何一つ変えずに
茶封筒の中身を全部だす。
それは提出した時と変わらない厚みの
デザイン画。
私はそれを見て肩を落とし
周りも同じで空気は暗くなった。
すると高田さんがそのデザイン画を
デスクに置いた途端に大きな拍手をしたのだ。
「凄いぞ、叶!!」
と言ってデスクに置いたデザイン画の
上から3枚を手に取り
「叶のデザインからなんと3枚も選出され、
デザイン化されることになった!
これは凄いことだぞ、叶!おめでとう!」
そう言って私の元に来て肩を掴み立たせて
抱き寄せ喜んでくれた。
皆も集まり拍手、さゆりさんと一生さんは
涙を流し喜んでくれた。

