この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
偶然が運命にかわるとき
第3章 きっかけ

定時までに何時間かしかなかったので
その後は皆がかなりの集中力で仕事をこなし
全員しっかり定時の5時であがった。
神谷さんだけがまだパソコンに
向かって作業していたので
「何かお手伝いすることあります?」
と私は声をかけた。
さっきのこともあり2人の空間が
少し照れくさい。
「大丈夫だ、これから少し寄るとこ寄って
俺も向かうから。気を付けて帰れよ。」
「はい、神谷さんも気をつけて。」
2人にしかわからない絶妙な空気…
そう思うとその時からいつもと何か違うのを
2人とも感じていたんだ。

