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偶然が運命にかわるとき
第4章 気持ちの変化


今回一応主役とは言え私が入社してから

後輩が入っていないので1番下っぱの私は

早めにお店に向かった。


しかし思った以上に早く着いてしまい

店内で携帯でもいじって待っていれば~と

思い店内に入り案内された。


けれどそこにはもう先客がいた。



「か、神谷さん!?もう来てたんですか!?」



そう、そこにはもう神谷さんが座っていたのだ。

しかもジョッキを片手に。



「あぁ、あの後寄るとこ寄ったけど

俺の家まで帰るには時間ないから

仕事少ししてたんだけど飲みたくなっちゃって。」


と言って持っていたビールをゴクリと

飲んでメニュー表を渡してきた。



「お前も飲むか?」



まだ本来の集合時間までは

30分以上ある…



けど下っぱの上にお酒が強くない私が

飲んでいいわけないと正気に戻り



「私は皆が来てからにします。」



そう言ってやんわり断ると



「上手いぞー、ビール!」



とグビグビとわざとらしく喉を鳴らして

神谷さんはビールを飲み干し次のジョッキを

注文した。




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