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偶然が運命にかわるとき
第6章 彼の知らなかった私
また沈黙が流れる…
「俺…シャワー行ってくるわ…」
「ど…どうぞ。」
とてもぎこち無い会話。
別にただシャワーを浴びに行くだけなのに
無駄に意識してしまう。
…この後私は神谷さんと……??
変な妄想ばかりが広がる…
居てもたってもいられなくなり
キッチンへ向かった。
使っていないせいかとても綺麗で
無駄なものは何も無い。
コーヒーメーカーがあるので
コーヒーを探すとすぐに見つかったので
勝手に申し訳ない、と思いつつ
コーヒーを作る。
ちょうど落ちたところで神谷さんが
髪の毛を拭きながら上半身裸で
何食わぬ顔して出てきた。
「あ、コーヒー勝手に…って!ちょっと!
服着てきて下さいよ!」
と目を手で抑え何も着ていない
上半身を見ないようにした。

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