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偶然が運命にかわるとき
第6章 彼の知らなかった私


ゆっくり肩を支えて私を

起き上がらせると

また優しいキス。



口と口が触れ合うだけのキスを

何度も何度も角度を変えて…

時々目を合わせながら…


どんどんキスは深くなっていく。


その間に身体を1度起こして

私をソファに寝かせ神谷さんが

覆いかぶさる形に変わった。




着ているものはTシャツ1枚。

簡単に脱がされ下着だけになった。




「下着…やらしいのつけてんな…」



その日は黒の上下セットで

ほぼ地肌が見えるレースだった。




「そんなことっ!いっ言わないで…!」




そんなことはお構い無しに神谷さんは

耳の後ろから首すじをゆっくり舐めた。



舐めながら時々音を立ててキスをする。


その”ちゅッ”という音に興奮してしまう。


私の身体は神谷さんの指や舌が触れるたび

仰け反ってしまう。





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