この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
偶然が運命にかわるとき
第7章 目を覚ましたとき




気になった私はカウンターに

座りその姿を眺めた。




「すご~い…料理出来るんですね!」




そう言うと神谷さんは

少し嬉しそうに微笑んで




「当たり前だろ…独り身生活何年だと

思ってんだよ。独身なめんなよ。」




「でもやらない人はやらないし!

偉い偉いっ!」





「上から目線だな、随分。

そういうお前はちゃんとやってんのか、

家事とか掃除とか。」





「私、母親いなかったから

中学生の時から料理してたし、

それなりに全部出来ますよ~」




神谷さんの顔つきがすこし暗くなるのを

私は見逃さなかった。



いつもこの話を始めると

皆同じ顔をするから。



勿論、自ら話したことはないし

聞かれても皆に話していた訳じゃない

私の過去。




「お前そんな早くから母親いなかったのか…」




「はい、ちなみに父親もいません。」




そう笑って言うと




「無理して笑ってんのバレバレだから、

俺の前ではそういう顔すんな。

とりあえず食え。」




キャベツ、キノコ、豚肉の和風パスタが

ほんの15分くらいで出てきた。






/76ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ