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偶然が運命にかわるとき
第7章 目を覚ましたとき

神谷さんが出ていくのを確認した私は
すぐに下着とTシャツを布団の中で着た。
部屋を出るとガラステーブルに
コーヒーが用意されていて
神谷さんの飲み物はコーヒーから
お酒に変わっていた。
正面にあるソファに座ると
「お前も酒にする?」
「いえっ、コーヒーで。」
「あ、そう。」
淡々とした会話をした後は
神谷さんがテレビをつけたので
無理に会話しようとも思わなかった。
”ぐぅ~……”
もう結構な時間にもかかわらず
私の腹の音が鳴る…
「お前腹減ってんの?
あんな食ってたのに(笑)」
「BARで全部出ちゃったから…」
「しゃあないな~…。
出来合いのものしかつくれねぇけど
俺様が作ってやるよ。」
と腕をまくり立ち上がると
キッチンに向かい冷蔵庫や冷凍庫から
ささっと材料を取り出し
手際よく調理をし始める。

