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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
パタン…
「…はぁ…」
閉めた扉にすがる。
「どこまでもケモノだな〜…」
なんてふざけたように、誰もいない廊下で囁く。
不意に俺は行為中に見た、彼女の首筋に残るできてまもない紅き痕を思い出す。
「誰にも…渡すつもりなんてないのにねぇ…」
すがるような俺の声も、静かな廊下では跡形もなく消える。
幼い頃に出会ったあの日からずっと好きだった。
あのときの少女の平等な優しさに触れた時からずっと…
「…恋ちゃん」
彼女の名をそっと俺は囁いて、下へ降りた。
〈Reo's Story fin〉
「…はぁ…」
閉めた扉にすがる。
「どこまでもケモノだな〜…」
なんてふざけたように、誰もいない廊下で囁く。
不意に俺は行為中に見た、彼女の首筋に残るできてまもない紅き痕を思い出す。
「誰にも…渡すつもりなんてないのにねぇ…」
すがるような俺の声も、静かな廊下では跡形もなく消える。
幼い頃に出会ったあの日からずっと好きだった。
あのときの少女の平等な優しさに触れた時からずっと…
「…恋ちゃん」
彼女の名をそっと俺は囁いて、下へ降りた。
〈Reo's Story fin〉