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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
「恋…?? あのときの!!彰のいと「テーーーオ!!」
なにか言いかけたテオという人の口を塞ぎながら、彰さんは部屋を出て行ってしまった。

な、何を言おうとしたんだろう…

すぐ彰さんは部屋に戻ってきた。

「さっきはごめんなさいね、私の名前はテオ、よろしくね恋」
テオさんはあたしに手を出した。
「恋です。よろしくお願いします」
あたしとテオさんは握手を交わした。

「あの、ずっと思ってたんですけど…彰さんとテオさんはどういう…??」

「小さい頃からのね、腐れ縁ってやつよ。いわゆる」
「俺がシェアハウスに来る前の家の近所の子だったんだ、テオは」

そういうことか…

「なるほど…」
「そんで、ここはテオが働いてる店で俺はよくここに来させてもらってたって話」
「テオさん、パティシエなんですか!!!」
「そうよ〜?この店のナンバーツー❤︎ ノルンの次よ❤︎」

す、すごい…
この人そんなにすごい人なんだ…

「いつもの頼む、テオ」
「はいな。ちょっとまっててね」
テオさんはあたし達にウインクしながら出て行った。

「テオさんってすごい綺麗な人ですね…」
「あいつハーフなんだよ、ちょっとオネエみたいなとこあるけどな!」
そう笑いながら彰さんはテオさんのことを話してくれた。

萌凪 テオ (もなぎ てお)
すらっとした7頭身…?いや8頭身??で、アッシュカーキの髪をオールバックに決めてある。
22歳 身長190cm ちなみにスリーサイズは(いりません。)
早いうちからスイーツの凄腕をノルンさんに見初められ、弟子入りしたらしい。
※ちなみに男ですよ…
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