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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
「うん!できるようになったね♫」
シュッとあたしの解いた問題に丸をする音がした。
「ほんとに??! ありがとう皐くん〜!!」
あたしは皐君に丸つけをしてもらった練習問題を抱きしめながら言った。
「どういたしまして〜♫」
「なんかお礼させて!!ほんっと、これで欠点免れるはずだもん!どーんとね!ほらどーんと!」
「え?ほんと…??じゃあね〜俺にも勉強教えてもらおうかな〜」
なぬ!!皐君それは…
「勉強…??それはちょっとあたしじゃ無理かな…」
「いやいや〜恋ちゃんが一番最適だよ?? 俺たくさん知りたいんだよね♪」
一瞬、皐君が黒く微笑んだ気がした。
「??? なんの教科??」
見間違い…か??
あたしは首を傾げながら皐君に聞く。
「それは…」
と言って皐君はあたしの腕を引き、机の上に押し倒した。
「きゃっ!!!!」
「保健体育かな〜〜??」
あたしが上を向いた先には、さっきの黒い微笑みを浮かべた皐君がいた。
見間違いじゃなかった…!!
「や、あの…あたしじゃなくても…」
「ん〜〜?俺、恋ちゃんのこといっぱい知りたいもん。」
あたしの髪にキスをしながら皐君は言う。
「ひゃっ…くすぐったいから…!!」
「どこが感じるのかな〜〜とか…ね??」
皐君はあたしに濃密なキスをする。
「ふっ…!んぁ…あっ…」
「恋ちゃん…」
なんでキスなんか…!
あたしはいきなりキスにとっさに抵抗したが、そのまま両腕をネクタイで括り付けられた。