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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
「恋…!!…そっちへ行ってはいけないよ…!…」
…誰か…呼んでる…??
「…待っててね!…すぐ戻ってくるから…!」
「恋ッ…危ない!!!」
…
「いっやあああ…!!…起きてッ起きてよ!!…」
「…恋…、……」
「ごめッ…んなさい!…お願いだかっら…起きてぇ…!」
……これは夢…?
「…んん…」
あたしは不思議な夢を見て目が覚めた。
「あれ…なんであたし…」
泣いてる…?
誰かに必死に呼ばれてる夢…声しか聞こえなくて…
でもあたし誰かに呼ばれてて…
それ以上は何もわからないし思い出せない。
時間を見るともう7時30分だった。
隣を見るともう暁翔さんはいない。
「顔洗ってこよう…」