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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ

「それで…どうしていいかわからないと…」
「うん…うちそんな風に見たことなかったんだもん…」

融那に屋上へ連れ去られたあたしは、ことの発端を聞いた。

ことの初めはあの呼び出しの件…

「急にどうしたの〜巽くん〜」
巽くんが朝からいきなり訪ねてくるなんて…
委員会かなんかのことかな…??

ふとうちはそんなことを考えていた。
前を歩く巽くんについていくと中庭についた。

うちの方をくるっと振り向いて
「双葉先輩…俺双葉先輩のことが好きです。」
衝撃の言葉を巽くんは言った。

「あ…えっ…?!」
「先輩が俺のことそういう風に見てないことくらい知ってます、でも俺は前から先輩のことが好きでした、付き合ってください」

「たっ巽くん…!」
な、なにをいきなり…!!
うちは開いた口がふさがらずわなわなしていると
「そんな驚かないでください。返事はすぐじゃなくてもいいです、考えておいてください」
そう言って巽くんは教室へ帰って行った。

ようするに…
巽くんと呼ばれる後輩に呼ばれた融那は、あの後中庭で告白されたとのこと。

「れえええぇん!!!うちどうしたらいいの〜!!」
「おーよしよし、融那よ。」
これだけ取り乱す融那は久々に見た。

「融那はどうなの?巽くんのこと好きなの?」
「人としては好きだよ…?でも、恋愛で意識したことはなくて…」
恥ずかしそうに顔をうつむける融那はひどく色っぽい。

なんだこいつ…新手のフェロモン魔か…
なんて場違いなことを考えるあたし。

いかんいかん…
脳内をリセットし、もう一度真剣に考える。

「返事は待ってくれるって言ってくれてるんだし…それならちょっと意識して見たら??」
あたしは浮かんだ考えをそのまま融那に伝えた。
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