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溶かされてみる?
第9章 それぞれの愛のカタチ
ご飯も終わり、あたしは部屋に戻った。
うーん…あの時の遠哉さん怒ってたのかな…
それとも普通に話してだけなのかな…
さっきのご飯の時の会話を思い出し、あたしは考える。
お風呂入る前に…もう一回遠哉さんのところにお礼に行こう。
あたしは自分の部屋を出て、遠哉さんの部屋に向かった。
コンコンコン…
…
あれ、部屋にいないのかな…
あたしはもう一度遠哉さんの部屋の扉をノックしようとした時…
「…恋!…なにか私に用でしたか…??」
あたしは声がする方に顔を向けると、下のお風呂に入っていたのか階段を上がってきたお風呂上がりの遠哉さんが現れる。
服の垣根に見える鎖骨が無性に色っぽくみえる。
…あたしなにを考えて…!!
あたしは慌てて赤くなる頰を抑え、
「さっきのお礼を言いに…」と遠哉に言った。
「入っていいですよ」
遠哉さんはそのまま部屋に入り、あたしを部屋の中に誘った。
「あ、お邪魔します…」